VRシアターで文化資源をストーリーとして体感
高野山の歴史や文化を没入感ある体験として伝えるため、VRコンテンツ『高野山 壇上伽藍 ―地上の曼荼羅―』が制作されました。専用シアターでは250インチの大スクリーンや7.1chサラウンドを用いた上映が行われ、空海や壇上伽藍の背景を体感的に学べる仕組みを実現しています。
またVR体験は、来訪者の好みに応じて観光情報を案内する機能も持ち、リアルな参拝体験へと自然につなげる導線設計がなされています。


VRを起点にした体験・滞在価値の創出
VR鑑賞後には、単なる鑑賞体験を超えて、阿字観(瞑想)体験や夜間境内ガイドウォークツアーといったリアルなプログラムへの参加が促されます。これにより、来訪者の滞在時間が伸びるだけでなく、地域の文化そのものへの理解や関わりを深める場が提供されています。
体験プログラムは、インバウンド観光客にも配慮した付加価値の高いツアーとして企画されている点も特徴です。


持ち帰り・周遊サービスによる再訪促進
VR体験を“起点”として、観光情報や周辺地域の魅力を知るデジタルコンテンツ、スマートフォン連携ツアーガイド・持ち帰りコンテンツなども提供されています。来訪後の旅の思い出や学びを持ち帰ることで、再来訪意欲や口コミ促進につながる仕組みを形成しています。
こうした“体験価値の拡張”は、単なる鑑賞から一歩進んで、文化観光全体の周遊促進モデルとしての可能性を示しています。

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VRコンテンツ『高野山 壇上伽藍—地上の曼荼羅—』
製作協力:高野山真言宗 総本山金剛峯寺
製作著作:TOPPAN株式会社 ©TOPPAN INC.