国宝を​未来へつなぐ
日光東照宮「陽明門」のデジタル化

デジタルアーカイブ
背景
日光東照宮・国宝​「陽明門」は、​精緻な​彫刻と​極彩色の​装飾で​知られる​日本を​代表する​文化財です。​しかし、​長い年月に​よる​風化や​災害リスク、​修復の​必要性など、​文化財を​取り巻く​環境は​年々​変化しています。​こうした​課題に​対し、​文化財を​“物理的に​守る”だけでなく、​“情報と​して​残し、​活用する​”ことが​求められるようになりました。​
その​解決策と​して​取り組まれたのが、​本デジタルアーカイブプロジェクトです。​
ポイント
①超高精細な​撮影・計測に​よる​精密な​デジタル記録
②高精度3Dモデル化に​よる​新たな​鑑賞体験の​創出
③VR作品化に​よる​公開・教育活用までを​一貫して​実現

超高精細デジタル化に​よる​文化財保存

本プロジェクトでは、​陽明門の​細部​彫刻や​彩色、​構造部​材までを​高精細に​記録する​ため、​専門スタッフに​よる​現地撮影と​精密な​デジタル計測を​実施。​肉眼では​確認しづらい​細部の​陰影や​経年変化も​忠実に​データ化しました。​
これに​より、​将来的な​修復資料と​しての​活用は​もちろん、​研究用途への​展開も​可能に。​文化財を​「物理的に​守る」だけでなく、​「情報と​して​残す」ことが、​長期保存の​新たな​スタンダードと​なりつつあります。​

3Dデータ化が可能にする新たな鑑賞体験

取得した​データは、​高精度3Dモデルと​して​再構築。​通常は​見上げる​ことしかできない​陽明門を、​あらゆる​角度から​鑑賞できる​デジタルコンテンツへと​昇華させました。​
 彫刻の​立体感や​彩色の​重なり、​装飾の​奥行きまでを​リアルに​再現。​物理的制約を​超えた​視点移動が​可能と​なり、​細部​構造への​理解を​より​深める​体験を​実現しています。​これは、​保存の​ための​データが​“体験価値”へ​転換した​好例と​言えるでしょう。​

VR作品化による公開・教育活用

VR作品『日光東照宮 国宝 陽明門』は、​体験型コンテンツと​して​制作・​公開され、​通常は​見上げる​ことしかできない​陽明門を、​自由な​視点から​鑑賞できる​構成と​なっています。
専門家監修のもとで​制作された​本作品は、​展示や​教育活用への​展開も​視野に​入れた​コンテンツと​して​位置づけられています。​文化財アーカイブを​「保存資料」に​とどめず、​「活用可能な​デジタル資産」へと​拡張した​モデルケースと​言えます。​​

メインビジュアル
VR作品『日光東照宮 国宝 陽明門』
製作・著作:日光東照宮/TOPPAN株式会社

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