過去の上演作品

2018
美のはじまり DOGU

土偶 美のはじまり

2018年7月4日(水)~ 9月30日(日)

国宝土偶全5体が集結。
これぞ、縄文人による“美のはじまり”。

およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代。そこでつくられた土偶の多くは、女性をイメージした形をしています。
これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎません。それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、バーチャルリアリティ技術で美しく再現された土偶の姿をお楽しみいただきます。
縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶を通して、そこに込められた思いを感じてみてください

縄文のビーナス

長野県茅野市棚畑遺跡出土 長野・茅野市蔵

縄文の女神

山形県舟形町西ノ前遺跡出土 山形県蔵

仮面の女神

長野県茅野市中ッ原遺跡出土 長野・茅野市蔵

合掌土偶

青森県八戸市風張1遺跡出土 青森・八戸市蔵

中空土偶

北海道函館市著保内野遺跡出土 北海道・函館市蔵 写真:小川忠博

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

伊能忠敬の日本図

伊能忠敬の日本図

上演期間:2018年4月25日 ~ 7月1日

一歩ずつなぞられた日本のかたち

江戸時代、56歳から17年かけて日本全国を測量し、初めて実測による日本図を完成させた伊能忠敬。彼は正確に距離を測るため、常に同じ歩幅で歩く訓練をしていたといいます。忠敬たちがつくり上げた地図は、現在の衛星写真にも引けを取らないほど精緻なものです。さらにそこには、山々や海岸線の地形、街道の風景に至るまでが、まるで絵画のような美しさで描かれています。
忠敬たちはどのようにしてこの精巧な地図をつくり上げたのでしょうか。その特徴から実際の測量方法まで、伊能忠敬の日本図に込められた謎をバーチャルリアリティで解き明かします。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

風神雷神図のウラ

風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-

上演期間:2018年1月4日 ~ 4月22日

風神雷神図には、“ウラ” があった。
酒井抱一の最高傑作「夏秋草図屛風」に秘められた想いとは。
屛風のオモテとウラの秘密を探る。

自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花。
風の音すら聴こえるような一瞬を切り取った「夏秋草図屛風」を描いたのは、江戸時代後期に活躍した絵師、酒井抱一。大名家の御曹司として生まれた抱一は、絵画だけでなく俳諧の世界にもその名を残した趣味人でした。

抱一晩年の最高傑作である「夏秋草図屛風」は、実はある屛風の“ウラ”に描くよう依頼された作品であることをご存じでしょうか。その屛風とは、抱一が長年憧れを抱き、自らの絵画制作の師と仰いだ名匠の手によるものでした。抱一はどのような想いを込めて、その裏側に「夏秋草図屛風」を描いたのか。バーチャルリアリティならではの視点で、オモテとウラの関係性に隠された秘密を探ります。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

2017
土偶 縄文図鑑でめぐる旅

土偶 縄文図鑑でめぐる旅

上演期間:2017年8月2日 ~ 11月5日

土偶はしゃべらない、土偶はうごかない。
でも、ひとたび考古学者の手にかかれば、土偶は突然語りだすんだ。

1万年以上もの長きにわたって続いた縄文時代。文字による記録は残っていなくても、出土品から推測すれば当時の暮らしを想像できる。考古学の視点で土偶や土器を観察し、縄文への旅に出発しましょう!

年代順に並んだ日本各地の土偶たちと出会える「土偶ロード」

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

熊本城 -清正が築いた不落の名城-

熊本城 -清正が築いた不落の名城-

上演期間:2017年4月26日 ~ 7月30日

難攻不落をうたわれた名城、熊本城。清正が凝らしたその工夫とは。

猛果敢な武将であり築城の名手でもあった、加藤清正。その手腕を買われて清正は、豊臣秀吉や徳川家康に命じられ、いくつもの城の普請を任されました。こうした普請経験と武将としての数々の実戦体験から多くを学んだ清正は、自身の城、熊本城に、万一の篭城にも備えた鉄壁の守りを施しました。その難攻不落の城を攻め入るつもりで、ナビゲーターと共に天守と本丸御殿へと向かいましょう。

南側から天守を望む
防御の仕掛けで固めた天守
実践を考慮した本丸御殿

【監修】東京国立博物館
【製作】熊本城観光交流サービス株式会社
【制作・著作】凸版印刷株式会社

江戸城の天守

江戸城の天守

上演期間:2017年1月4日 〜 4月23日

江戸城の天守はどんな姿だったのでしょう?

徳川三代将軍家光によってつくられた江戸城最後の天守は、莫大な費用と最高の技術が注がれた、史上最大の天守だったと言われています。それはいったいどんな姿をし、どのように作られた建造物だったのでしょう?図面や絵図に加え、現存する文化財や伝統技術を手掛りに、来場者の皆さまと一緒に江戸城天守の再現過程をお楽しみいただくプログラムです。

細部まで作りこんだ鯱
考証を元に屋根の意匠と金具を再現
図面に基づく構造再現

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

2016
安土城から檜図、そして二条城へ

安土城から檜図、そして二条城へ

上演期間:2016年9月28日 ~ 12月23日

泰平の世の夢を追って安土城から二条城へ

長い戦国時代が終りを迎えようとしていた1579年、織田信長は未曾有の安土城をついに完成させ、新しい世の姿をときの人々に示したのです。しかし、わずか3年にして信長は倒れ、城は焼失し、新たな世の夢は灰燼に帰してしまいました…。その幻の城、1579年に信長が見た安土城天主の光景を見に出かけましょう。そしてついに実現する天下泰平の世の姿を、1626年の二条城で見てみましょう。安土城の光景は、忘れがたい記憶となって次の世代へと引き継がれたのでした。今回のツアーでは、織田信長、豊臣秀吉、そして徳川将軍家へとバトンタッチされた泰平の世の夢を追って、「安土城」・「檜図」・「二条城」の3つの見所を訪ねます。ミュージアムシアターから、ナビゲーターのガイドで、いざ出発!

安土城天主五階の障壁画※1
秀吉の命によって描かれた檜図屏風
二条城大広間四の間※2

※1 製作・監修:近江八幡市/天主復元案:内藤昌(元愛知産業大学学長)/障壁画復元:平井良直/制作:凸版印刷株式会社
※2 監修・データ提供:元離宮二条城事務所/製作・著作:凸版印刷株式会社

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

仁清が作った茶壺

仁清が作った茶壺

上演期間:2016年9月7日 ~ 9月25日

重要文化財「色絵月梅図茶壺」は野々村仁清の代表作。色彩豊かに描かれた満月や金雲と咲き誇る梅花で構成された色絵を、バーチャルリアリティによって実物では見られない視点から鑑賞することができます。

〈六窓庵について〉
金森宗和は安土桃山から江戸前期にかけての武将、茶人で、宗和流茶道の祖。その柔らかく優美な茶風は「姫宗和」と呼ばれ、京の公家たちに支持されていました。この金森宗和好みと伝わる茶室は、現在東京国立博物館の庭園にあります。元々は慶安年間、奈良興福寺の塔頭に建てられ、明治8年に博物館が購入し、同10年に博物館に移築されました。
VRゴーグルで自分自身がまるでこの茶室の中にいるような体験ができます。野々村仁清と金森宗和、絢爛たる寛永文化を代表する二人の共演をぜひお楽しみください。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ

東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ

上演期間:2016年7月13日 ~ 9月4日

明治37年、エジプトから東京国立博物館に贈られた一体のミイラ。全体的に黒く覆われた棺は、多くの謎を秘めたまま、ここトーハクで静かに眠っていました。そして今、最新技術を使い、黒いベールに包まれたミイラの謎を解き明かします。黒い棺には何が描かれているのか。包帯に包まれたこの人物は誰なのか。なぜ、どうやってミイラを作るのか。3000年の時を超え、よみがえる古代エジプトのミイラの真実。バーチャルリアリティならではの臨場感に満ちた世界でぜひお楽しみください。

エックス線CTスキャン画像を使用したVR映像
ミイラの作り方

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

国宝指定決定記念 特別VR上演 洛中洛外図屏風 舟木本

国宝指定決定記念 特別VR上演 洛中洛外図屏風 舟木本

上演期間:2016年4月20日 ~ 7月10日

〈前期〉京散策四条河原から方広寺編
四条河原から、今はなき方広寺大仏殿までご案内します。江戸時代初期の人形浄瑠璃や歌舞伎の芝居小屋を鑑賞するほか、鴨川周辺を散策し、人々の生活の様子もお楽しみいただきます。豊臣の時代を偲ばせる自由奔放でエネルギッシュな人々の暮らしが見えてきます。

〈後期〉京散策寺社巡りと二条城編
祇園祭や京都の寺社を巡り、二条城までご案内します。また、日用品の店が並ぶ通りにも寄り道し、職人たちの商いの様子をご紹介します。二条城では、由緒正しき台所の料理や、裁判の様子を見学し、徳川による新しい時代のはじまりの空気を感じることができます。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

日本工芸の名宝 色絵月梅図茶壺・八橋蒔絵螺鈿硯箱

日本工芸の名宝 色絵月梅図茶壺・八橋蒔絵螺鈿硯箱

上演期間:2016年1月6日 ~ 4月17日

野々村仁清作の重要文化財「色絵月梅図茶壺(いろえげつばいずちゃつぼ)」、そして尾形光琳作の国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)」、いずれも江戸時代につくられた日本を代表する工芸品です。

野々村仁清は京焼を代表する名工で、京都洛北の仁和寺門前に御室窯を開き、天皇や公家を中心とした高い身分の人たちのために焼物を作り、色絵によって新しい境地をひらきました。この仁清の代表作、「色絵月梅図茶壺」は実に色彩豊かに満月と紅白の花が咲き誇る梅の大木を描いています。この、まるで絵画のような装飾をバーチャルリアリティによって実物では見られない視点で見ることができます。限られた空間に広がる仁清の小宇宙を感じてください。

一方の尾形光琳は同じく江戸時代を生きた、琳派を代表する天才作家です。光琳の数々の名作の中でも漆芸の代表作である「八橋蒔絵螺鈿硯箱」は、外側には燕子花(かきつばた)と八橋、そして内側には水の文様が表現されています。内側から水の文様を透かして外側の意匠を見ると、さまざまな視点が交差する絶対的な美の世界が広がります。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

2015
伊能忠敬の日本図

伊能忠敬の日本図

上演期間:2015年10月14日 ~ 12月23日

一歩ずつなぞられた日本のかたち

江戸時代、56歳から17年かけて日本全国を測量し、初めて実測による日本図を完成させた伊能忠敬。彼は正確に距離を測るため、常に同じ歩幅で歩く訓練をしていたといいます。忠敬たちがつくり上げた地図は、現在の衛星写真にも引けを取らないほど精緻なものです。さらにそこには、山々や海岸線の地形、街道の風景に至るまでが、まるで絵画のような美しさで描かれています。
忠敬たちはどのようにしてこの精巧な地図をつくり上げたのでしょうか。その特徴から実際の測量方法まで、伊能忠敬の日本図に込められた謎をバーチャルリアリティで解き明かします。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
【イラスト参照】富岡八幡宮 伊能忠敬像

東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ

東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ

上演期間:2015年7月8日 ~ 10月12日

明治37年に日本へ寄贈された一体のミイラ。全体に真っ黒な何かがかけられたその棺は、多くの謎を秘めたまま、ここトーハクで静かに眠っていました。そして今、最新技術を駆使することで、隠された色鮮やかな図像や、さらには亜麻布に包まれた内部の姿にまで迫ることが可能に。3000年の時を超え甦る古代エジプトの真実。バーチャルリアリティ技術ならではの臨場感に満ちた世界でぜひお楽しみください。

エックス線CTスキャン画像を使用したVR映像
エックス線CTスキャナー

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

よみがえる江戸城 -江戸東京 上野編-

よみがえる江戸城 -江戸東京 上野編-

上演期間:2015年4月29日 ~ 7月5日

250年以上続いた徳川15代が統治した江戸時代。その将軍の居城であり、また江戸幕府の中心であった江戸城を、バーチャルリアリティ技術を駆使して再現します。さらに第2部では、将軍家の菩提寺・寛永寺の境内として始まった上野公園一帯の風物を、江戸・明治・大正時代の絵画をもとに振り返ります。

寛永15年(1638)の江戸城天守を再現
将軍が儀式の時に座る大広間

【製作・著作】東京都江戸東京博物館 / 凸版印刷株式会社
【TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編 監修】東京国立博物館

国宝 檜図屏風と狩野永徳

国宝 檜図屏風と狩野永徳

上演期間:2015年1月4日 ~ 4月26日

天才・狩野永徳の一生をたどり、国宝「檜図屏風」に近づく。

安土桃山時代という戦乱期のなか、次々と大作に挑んでいった永徳。狩野派随一の天才と称される彼の作品は、戦火とともに多く失われましたが、最晩年の作といわれる国宝「檜図屏風」は、いまもなお私たちの目の前にあります。
およそ400年を経て、このたび行われた1年半にもおよぶ"平成の大修理"により新たに見出された真実の数々。バーチャルリアリティ技術を駆使して明かす、狩野永徳と国宝「檜図屏風」の物語をお楽しみください。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

2014
法隆寺宝物館 聖徳太子ゆかりの名品 -太子絵伝と灌頂幡-

法隆寺宝物館 聖徳太子ゆかりの名品 -太子絵伝と灌頂幡-

上演期間:2014年10月1日 ~ 2015年2月1日

聖徳太子ゆかりの国宝の新たな魅力を、込められた古の人々の想いに迫ります。

聖徳太子は、推古天皇の摂政として天皇を補佐し、遣隋使派遣や冠位十二階、十七条憲法の制定など国の礎を築いた政治家であると同時に、四天王寺や法隆寺の建立など仏教を篤く敬い政治の規範にもした、仏教の偉大な実践者でもありました。本作では、太子の事蹟が描かれた国宝「聖徳太子絵伝」が、かつて法隆寺東院絵殿の壁に配されていた様子を再現するとともに、如来三尊像や優美に舞う天人たちが精緻な透彫と毛彫で表現された国宝「灌頂幡(かんじょうばん)」の制作当時の輝く姿を再現。太子ゆかりの国宝二点を取り上げ、バーチャルリアリティならではの技術を駆使して、新たな魅力の発見とそこに込められた古の人々の想いに迫ります。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
【協力】法隆寺

DOGU 国宝になった女神

DOGU 国宝になった女神

上演期間:2014年10月1日 ~ 12月7日

縄文人の想いを物語る女神たち。国宝土偶の謎を読み解きながら、ロマンあふれる縄文世界へ

およそ1万3千年前から1万年続いた縄文時代につくられた土偶の多くは、生命の誕生や多産、再生への祈りを込めた女性をイメージした形をしています。これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎません。そんな国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、バーチャルリアリティ技術で再現された縄文世界を旅します。縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶を通して、そこに込められた彼らの想いを感じてみてください。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

DOGU 縄文人が込めたメッセージ

DOGU 縄文人が込めたメッセージ

上演期間:2014年7月16日 ~ 9月28日

遥かなる時を超えて、個性豊かな土偶たちと縄文時代へタイムトリップ!

およそ1万3千年前から1万年ほど続いた縄文時代につくられた土偶は、人を象(かたど)った土製の焼き物です。多くは女性をイメージしたといわれ、新たなる生命の誕生、多産や再生などといった、当時の人々の祈りや願いが託されたと考えられています。その造形は見れば見るほど不思議な魅力にあふれたものばかりです。本コンテンツでは、バーチャルリアリティにより縄文世界にタイムトリップし、土偶たちとナビゲーターとの会話を通じて縄文の文化を読み解きます。どうぞ、縄文人が土偶に込めたメッセージに触れてください。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

伊能忠敬の日本図

伊能忠敬の日本図

上演期間:2014年6月4日 ~ 9月28日

一歩ずつなぞられた日本のかたち

江戸時代、56歳から17年かけて日本全国を測量し、初めて実測による日本地図を完成させた伊能忠敬。彼は正確に距離を測るため、常に同じ歩幅で歩く訓練をしていたといいます。忠敬たちがつくり上げた地図は、現在の衛星写真にも引けを取らないほど精緻なものです。さらにそこには、山々や海岸線の地形、街道の風景に至るまでが、まるで絵画のような美しさで描かれています。忠敬たちはどのようにしてこの精巧な地図をつくり上げたのでしょうか。その特徴から実際の測量方法まで、伊能忠敬の日本図に込められた謎をバーチャルリアリティで解き明かします。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
「伊能忠敬像」および「測量の道具」:千葉県香取市 伊能忠敬記念館蔵

キトラ古墳

キトラ古墳

上演期間:2014年4月22日 ~ 7月13日

極彩色壁画に囲まれた石室内部の空間を再現

聖徳太子は、推古天皇の摂政(せっしょう)として天皇を補佐し、遣隋使派遣や冠位十二階、十七条憲法の制定など国の礎(いしずえ)を築いた政治家であると同時に、四天王寺や法隆寺の建立など仏教を篤く敬い政治の規範にもした、仏教の偉大な実践者でもありました。本作では、太子の事蹟が描かれた国宝「聖徳太子絵伝」が、かつて法隆寺東院絵殿(えどの)の壁に配されていた様子を再現するとともに、如来三尊像や優美に舞う天人たちが精緻な透彫(すかしぼり)と毛彫(けぼり)で表現された国宝「灌頂幡(かんじょうばん)」の制作当時の輝く姿を再現。太子ゆかりの国宝二点を取り上げ、バーチャルリアリティならではの技術を駆使して、新たな魅力の発見とそこに込められた古(いにしえ)の人々の想いに迫ります。

【製作・著作】奈良文化財研究所 / 東京文化財研究所 / 凸版印刷株式会社

興福寺 国宝 阿修羅像

興福寺 国宝 阿修羅像

上演期間:2014年1月8日 ~ 4月20日

光明皇后が込めた想いと造形から読み解く阿修羅像

阿修羅像の表情は、謎めいた憂いと力強さが表現され、不思議な魅力で観る人を惹きつけます。この表情はどのようにして生まれたのでしょうか。バーチャルリアリティだからできる、実際には近づくことのできない視点や距離から阿修羅像と向き合い、その謎を解き明かしていきます。
阿修羅像の異なる表情をした3つの顔は、自分の過ちを仏に懺悔し、内面を見つめ、仏教に帰依することを決意する、という阿修羅の心の変化を表しています。熱心な仏教徒であった光明皇后の、最愛の母への想いと心のよりどころとした「金光明最勝王経」の教えが表れています。

【総監修】法相宗大本山興福寺
【監修】金子啓明 / 鈴木嘉吉
【製作・著作】朝日新聞社 / 凸版印刷株式会社

2013
よみがえる江戸城 -本丸御殿・松の廊下から天守閣へ-

よみがえる江戸城 -本丸御殿・松の廊下から天守閣へ-

上演期間:2013年10月23日~2014年3月2日

もしも天守があったなら。貴重資料から紐解く江戸城の姿。

江戸幕府の中枢、徳川将軍家の居城として偉容を誇った江戸城とは、どのような姿だったのでしょうか。バーチャルリアリティで再現された豪華絢爛な本丸御殿大広間を通りぬけ、「忠臣蔵」でお馴染みの松の廊下から明暦の大火で焼失した天守へと、かつての江戸城の姿をミュージアムシアターで巡ります。現存しないその姿を映像化するにあたり、数多く残された江戸城に関連する資料と、現在も行われている調査・研究資料を元にしています。残された貴重な資料を紐解きながら江戸城を振り返りましょう。

松の廊下の下絵「江戸城障壁画 本丸松廊下伺下絵」(東京国立博物館所蔵)より

【監修】東京国立博物館
【製作・著作】東京都江戸東京博物館 / 凸版印刷株式会社

洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛

洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛

上演期間:2013年10月5日 ~ 12月23日

浮き世を謳歌する京の人びとを奇才が描く

京都の街並み、季節の風物や行事を俯瞰して描いた洛中洛外図は、室町時代から江戸時代にかけて数多く描かれた題材です。その中でも、人物猫写で異彩を放つのが、岩佐又兵衛が描いた通称「舟木本」。又兵衛が想像を交えて描いた京都には、力がものを言う戦国時代から法が定める江戸時代へと移り変わる瞬間が切り取られています。変わりゆく時代を尻目に、響きわたる喧騒、奔放な活気に満ちている京都。浮世絵の創始者ともいわれ、数奇な運命に翻弄された奇才の絵師、岩佐又兵衛の人物像を紐解くとともに、又兵衛が描いた洛中洛外の世界に迫ります。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

DOGU 縄文人の祈りのカタチ -バーチャルで土偶に遭遇-

DOGU 縄文人の祈りのカタチ -バーチャルで土偶に遭遇-

上演期間:2013年8月10日 ~ 9月29日

これがクール・ジャパンの原点

「今から遡ること約13,000年前に1万年ほど続いた縄文時代、当時の日本人は世界的にも注目される人の造形を数多く作っていました。それが「土偶」です。その造形は見れば見るほど不思議な魅力にあふれたものばかり。土偶には新たな生命の誕生や多産や再生などといった、縄文人の祈りや願いが託されていたと考えられています。そこにはクール・ジャパンの原点とも言える独自の文化があったのです。個性あふれる数々の土偶に出会う旅に出かけましょう。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

洛中洛外にぎわい探訪 徳川の威光と二条城障壁画 -大名がひれ伏した二条城の鷹と虎-

洛中洛外にぎわい探訪 徳川の威光と二条城障壁画 -大名がひれ伏した二条城の鷹と虎-

上演期間:2013年8月10日 ~ 9月29日

京の雅の世界に現れた徳川の威光・二条城。それは新しい時代の幕開けの象徴でした。

「洛中洛外図屏風(舟木本)」を巡るバーチャルの旅シリーズ。
今回は徳川家の居城である二条城に焦点をあてて、徳川家が台頭する京の政(まつりごと)を読み解きます。さらに時空を超えて現在の二条城を訪れ、その絢爛豪華な障壁画から徳川の栄華と権力に迫ります。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
二条城障壁画:【監修・データ提供】元離宮二条城事務所 【製作・著作】凸版印刷株式会社

三蔵法師の十一面観音 -インドから唐、そして法隆寺、興福寺、薬師寺へ-

三蔵法師の十一面観音 -インドから唐、そして法隆寺、興福寺、薬師寺へ-

上演期間:2013年4月6日 ~ 7月28日

彫りの深いエキゾチックな顔の『十一面観音菩薩立像』(東京国立博物館蔵)は唐時代、長安で造られた。その背景には三蔵法師のインドへの旅があった。

仏教の開祖釈迦が入滅しておよそ500年を過ぎた1世紀、パキスタンのガンダーラとインドのマトゥラーで仏像が誕生します。その後、シルクロードのオアシス都市を伝わって中国に至り、仏像はどんな変容をとげたでしょうか?唐時代、仏教の研究を究めるためにインドへと旅立った三蔵法師玄奘(?-664)は厳しい旅の末に大量の経典や文物を持ち帰りました。この後、唐ではインド風が流行し、それまでとは異なる作風の仏像が造られました。東京国立博物館の十一面観音菩薩立像もそのひとつです。玄奘との関係を示す証拠は?玄奘その人、あるいは弟子に入門した日本僧がいました。遣唐使船で唐に渡ったのです。彼らは何を日本に伝えたのでしょう。三蔵法師と遣唐使船に乗った僧によってつながったインド、中国、日本を通る仏像の道を一緒にたどってみましょう。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
【協力】法隆寺/興福寺/薬師寺/藤田美術館

洛中洛外にぎわい探訪 舟木本屏風を歩く -京のごちそう-

洛中洛外にぎわい探訪 舟木本屏風を歩く -京のごちそう-

上演期間:2013年1月2日 ~ 3月31日

専門家も驚いた!肉眼では見えなかった京の文化と生活模様。

滋賀県は舟木家に伝来し、現在は東京国立博物館が所蔵する重要文化財「洛中洛外図屏風(舟木本)」。6曲1双からなる屏風には、大阪夏の陣(1615年)によって豊臣家が滅びる直前の京都の様子、そこで暮らす2,500人にもおよぶ各層各種の生命力に溢れた人々の姿が活写されています。実物鑑賞では見えづらい花見席の重箱や、二条城の台所など「食」から広がる400年前の京の世界を、高精細に再現されたバーチャルリアリティ(VR)でのぞいて見ませんか。
日本三大祭に今も数えられる祇園祭の様子など、現在でも馴染み深い京を代表する風景が、人物の表情までも鮮やかに再現する精緻な映像とナビゲータの解説により、表情豊かに現代へと甦ります。

【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社

アンコール遺跡バイヨン寺院 -尊顔の記憶-

アンコール遺跡バイヨン寺院 -尊顔の記憶-

上演期間:2013年1月2日 ~ 3月31日

100万m³におよぶ世界最大級の立体形状計測データで丸ごと再現!

時は、9世紀から15世紀。現在のカンボジアが位置する場所に、栄華を極めた王朝があった。クメール王朝、またの名をアンコール王朝。そして最盛期を迎えた12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世が造り上げ、今も王朝の栄華を雄弁に語る石造遺跡「アンコール・トム」。その遺跡においてひときわ異彩を放ち、人々を惹き付けてやまないのが、慈愛に満ちた尊顔の彫刻された49もの石塔が林立する「バイヨン寺院」である。東西160m・南北140m・高さ45mに拡がるこの巨大な世界遺産を、カンボジア王国政府の承認を得て、東京大学池内研究室の三次元計測データとカンボジアで長らく遺跡を撮り続ける写真家BAKU(バク)斉藤氏の写真を活用し、最先端のバーチャルリアリティ(VR)技術で完全再現。100万m³という世界最大級の空間計測データを用いたこの作品は、異なる表情を魅せる173の尊顔をはじめ、現地でも見ることができないところまで映し出し、あたかもその地にいるかのような臨場感溢れる体験をお届けする。静寂と神秘のバイヨンへ、まだ誰も知らない尊顔の記憶を辿る旅がいまはじまる。

【監修】今川幸雄(元カンボジア大使・日本クメール学会会長)
【東京国立博物館収蔵品監修】東京国立博物館
【計測データ】国立大学法人東京大学大学院 池内研究室
【写真】BAKU斉藤・凸版印刷株式会社
【協力】カンボジア王国アプサラ機構 / 日本国政府アンコール遺跡救済チーム / 日本航空 / ペン・セタリン
【製作・著作】凸版印刷株式会社