過去の上演作品
- 2024
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空海 祈りの形
7月17日(水)~10月14日(月・祝)弘法大師 空海が、言葉では表現できない究極の教えを伝えるために作り上げた「祈りの形」とは。
空海は804年に唐に渡って密教を学び、正統な後継者となって日本にその教えを持ち帰りました。823年に東寺を帝より託された空海は、密教の教えの中心となる建物を講堂と位置づけ、その建築に取りかかります。空海が講堂内部に作り上げたのは、言葉では表現できない究極の教えを伝える世界観。密教彫刻の最高傑作である東寺講堂の立体曼荼羅の魅力をVRで解き明かしてゆきます。
【監修】 東京国立博物館、真言宗総本山教王護国寺(東寺)
【制作】 TOPPAN株式会社洛中洛外図屛風 舟木本
2024年4月17日(水)~7月15日(月・祝)国宝を超拡大!
肉眼では見えなかった京の文化と生活模様滋賀県の舟木家に伝来し、現在は東京国立博物館が所蔵する国宝「洛中洛外図屛風(舟木本)」。6曲1双からなる屛風には、大坂夏の陣(1615年)によって豊臣家が滅びる直前の京都の様子、そこで暮らす2,500人にもおよぶ各層各種の生命力に溢れた人々の姿が活写されています。実物鑑賞では見えづらい花見席の様子や、祇園祭のにぎわいから広がる400年前の京の世界を、高精細に再現されたバーチャルリアリティでのぞいてみませんか。
【監修】 東京国立博物館
【制作】 TOPPAN株式会社江戸城の天守
2024年1月2日(火)~4月14日(日)江戸城の天守はどんな姿だったのでしょう?
徳川三代将軍家光によってつくられた江戸城最後の天守は、莫大な費用と最高の技術が注がれた、史上最大の天守だったと言われています。それはいったいどんな姿をし、どのようにつくられた建造物だったのでしょう?
図面や絵図に加え、現存する文化財や伝統技術を手掛りに、来場者の皆さまと一緒に江戸城天守の再現過程をお楽しみいただくプログラムです。【監修】 東京国立博物館
【制作】 TOPPAN株式会社
- 2023
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冬木小袖 光琳が描いたきもの
2023年10月4日(水)~12月24日(日)江戸時代前期の小袖と、天才絵師・尾形光琳が描いた「冬木小袖」の魅力に迫る。
華やかなきものの世界へ!小袖(こそで)とは、私たちがきものと呼んでいるものの原型。江戸時代、特に裕福な女性たちは、身を着飾ることに贅を尽くし、個性的なファッションを求めていました。中でも、有名な画家に直接柄を描かせる描絵(かきえ)小袖は、裕福な女性たちにとってとびきりのステータスでした。そして、深川の材木商冬木屋に伝わった「冬木小袖」——この描絵小袖を描いたのが、江戸時代に活躍した尾形光琳でした。
当時の小袖のモードもご紹介しながら、光琳が描いた唯一無二の小袖がどのように生まれ、また令和の修理プロジェクトでどのように蘇ったのか、その魅力とともに迫ります。【監修】 東京国立博物館、文化財活用センター
【制作】 TOPPAN株式会社DOGU 美のはじまり
2023年6月14日(水)~2023年10月1日(日)国宝土偶全5体が集結。
これぞ、縄文人による“美のはじまり”。およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代。そこでつくられた土偶の多くは、女性をイメージした形をしています。
これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎません。それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、バーチャルリアリティ技術で美しく再現された土偶の姿をお楽しみいただきます。
縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶を通して、そこに込められた思いを感じてみてください【監修】 東京国立博物館
【制作】 凸版印刷株式会社雪舟 ―山水画を巡る―
2023年3月8日(水)~6月11日(日)雪舟が描く山水画の世界は、奥へ奥へ。
いままで辿り着けなかった景色を、VRで巡る。水墨画の巨匠、雪舟。彼の山水画は、力強い墨の線と立体的な構図により、見る者の視線を奥へ奥へと導きます。東京国立博物館創立150年を記念した本VR作品では、雪舟の筆運びを再現し、その息遣いを間近で感じて頂くとともに、画面の細部を分け入る臨場感あふれる映像により、掛軸の中に入り込むような感覚を味わって頂けます。それはまさに、山水景観を巡る小旅行。雪舟と山水画の魅力にふれる新たな鑑賞体験を、ぜひお楽しみください。
【監修】東京国立博物館、文化財活用センター
【制作】凸版印刷株式会社鳥獣戯画 超入門!
2023年1月2日(月)~3月5日(日)見たことあるけど、もっと知りたい!鳥獣戯画ワールドに超入門!
京都、栂尾山(とがのおさん)高山寺は、鎌倉時代のはじめ、人里離れた山の中に明恵上人(みょうえしょうにん)という僧侶が再興した学問のお寺です。この自然豊かな場所に伝え残されている絵巻物こそ、今からおよそ八百年前に描かれた国宝「鳥獣戯画」。本VR作品では、甲・乙・丙・丁の4巻からなるこの国宝のうち、主に甲巻にスポットを当て、絵巻をクルクルと繰り広げるように流れに沿って、動物たちが生き生きと遊ぶミラクルワールドを詳しく、やさしく解説します。
【監修】 東京国立博物館/文化財活用センター/栂尾山 高山寺
【制作】 凸版印刷株式会社
- 2022
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雪舟 ―山水画を巡る―
2022年10月19日(水)~12月25日(日)雪舟が描く山水画の世界は、奥へ奥へ。
いままで辿り着けなかった景色を、VRで巡る。水墨画の巨匠、雪舟。彼の山水画は、力強い墨の線と立体的な構図により、見る者の視線を奥へ奥へと導きます。東京国立博物館創立150年を記念した本VR作品では、雪舟の筆運びを再現し、その息遣いを間近で感じて頂くとともに、画面の細部を分け入る臨場感あふれる映像により、掛軸の中に入り込むような感覚を味わって頂けます。それはまさに、山水景観を巡る小旅行。雪舟と山水画の魅力にふれる新たな鑑賞体験を、ぜひお楽しみください。
【監修】東京国立博物館、文化財活用センター
【制作】凸版印刷株式会社故宮VR 紫禁城・天子の宮殿 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編
2022年7月26日(火)~10月16日(日)時空を超えて訪れる、雄大壮麗な「紫禁城」
中華伝統文化の集大成として輝きを放つ、いにしえの宮殿をめぐる中国北京市の中心に位置する故宮博物院は、かつて明・清王朝の歴代皇帝が政治を行い、生活を送った「紫禁城」でした。本作品は、清王朝最盛期の紫禁城をバーチャルリアリティによって再現。壮麗な儀礼の空間「太和殿(たいわでん)」、皇帝の政務と日常生活の場である「養心殿(ようしんでん)」、そして、王朝の最盛期を築き上げた乾隆帝(けんりゅうてい)の理想を形にした「倦勤斎(けんきんさい)」の3つの宮殿をご案内します。遥か古代から続く中華伝統文化の集大成であり、歴代皇帝が生きた歴史の舞台でもある紫禁城の魅力に迫ります。
【TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編 監修】故宮博物院/東京国立博物館/文化財活用センター
【制作・著作】故宮博物院/凸版印刷株式会社東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ
2022年4月1日(金)~7月24日(日)明治37年、エジプトから東京国立博物館に贈られた一体のミイラ。全体的に黒く覆われた棺は、多くの謎を秘めたまま、ここトーハクで静かに眠っていました。そして今、最新技術を使い、黒いベールに包まれたミイラの謎を解き明かします。黒い棺には何が描かれているのか。包帯に包まれたこの人物は誰なのか。なぜ、どうやってミイラを作るのか。3000年の時を超え、よみがえる古代エジプトのミイラの真実。バーチャルリアリティならではの臨場感に満ちた世界でぜひお楽しみください。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-
2022年1月2日(日)~3月27日(日)戦国武将が天下を夢みて挑んだように、絵筆によって新しい時代を切り拓こうと挑んだ長谷川等伯。
日本水墨画の最高傑作とも称される「松林図屛風」の魅力と謎に迫る。墨の濃淡のみで巧みに描かれた、しっとりと深い霧に包まれている松林の風景。東京国立博物館所蔵の数ある国宝の中でも、安土桃山時代を代表する巨匠 長谷川等伯が描いた「松林図屛風」は極めて人気の高い作品です。また、一方で実は謎の多い作品でもあります。本VR作品では、当時の時代背景から松林図の成り立ちを推理し、作者である等伯の画業の歩みを辿ります。長谷川一門を共に支えた息子・久蔵の存在や、時の天下人であった豊臣秀吉の命を受け親子で制作した障壁画「楓図」「桜図」(国宝/智積院蔵)など、松林図へとつながるエピソードを解説し、作品の持つ魅力に迫ります。
【監修】東京国立博物館、文化財活用センター
【制作】凸版印刷株式会社
- 2021
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空海 祈りの形
2021年10月13日(水)~ 12月25日(土)弘法大師 空海が、言葉では表現できない究極の教えを伝えるために作り上げた「祈りの形」とは。
804年、空海は留学僧として唐に渡り、密教の正統な後継者となります。そして、人々を救う真の教えを日本に持ち帰りました。
823年に東寺を帝より託された空海は、密教の教えの中心となる建物を講堂と位置づけ、その建築に取りかかります。講堂内部に空海が作り上げたものとは、言葉では表現できない究極の教えを伝えるための世界。
密教彫刻の傑作とされている東寺講堂 立体曼荼羅の魅力をVRで解き明かしてゆきます。【監修】東京国立博物館、真言宗総本山教王護国寺(東寺)
【制作】凸版印刷株式会社■VR作品『空海 祈りの形』配信はこちらから
法隆寺 国宝 金堂-聖徳太子のこころ
2021年7月14日(水)〜 10月10日(日)現地では入ることができない金堂内のすべて。
法隆寺は今から約1400年前の飛鳥時代に聖徳太子が創建しました。聖徳太子は推古天皇を補佐して政治を整え、大陸から伝来した仏教によって後の歴史の礎となる文化を発展させました。法隆寺の中心である金堂には、太子ゆかりの本尊をはじめ、仏像や壁画によって浄土世界があらわされ、今日まで大切に守られています。本作品は、現地では入ることができない金堂内のすべてをバーチャルリアリティによって再現。本尊の仏像や壁画を間近にし、聖徳太子がわが国の理想としてこころに描いた世界が蘇ります。
【監修】東京国立博物館/文化財活用センター/法隆寺
【制作】凸版印刷株式会社鳥獣戯画 超入門!
2021年4月14日(水)〜 7月11日(日)見たことあるけど、もっと知りたい! 鳥獣戯画ワールドに超入門!
京都、栂尾山(とがのおさん)高山寺は、鎌倉時代のはじめ、人里離れた山の中に明恵上人(みょうえしょうにん)という僧侶が再興した学問のお寺です。この自然豊かな場所に伝え残されている絵巻物こそ、今からおよそ八百年前に描かれた国宝 「鳥獣戯画」。本VR作品では、甲・乙・丙・丁の4巻からなるこの国宝のうち、主に甲巻にスポットを当て、絵巻をクルクルと繰り広げるように流れに沿って、動物たちが生き生きと遊ぶミラクルワールドを詳しく、やさしく解説します。
【監修】東京国立博物館/文化財活用センター/栂尾山 高山寺
【制作】凸版印刷株式会社洛中洛外図屛風 舟木本
2021年1月20日(水)〜 4月11日(日)専門家も驚いた!肉眼では見えなかった京の文化と生活模様
滋賀県の舟木家に伝来し、現在は東京国立博物館が所蔵する国宝「洛中洛外図屛風(舟木本)」。6曲1双からなる屛風には、大坂夏の陣(1615年)によって豊臣家が滅びる直前の京都の様子、そしてそこに暮らす2,500人にもおよぶ各層各種の生命力に溢れた人々の姿が活写されています。実物鑑賞では見えづらい花見席の重箱や、二条城の台所など「食」から広がる400年前の京の世界を、高精細に再現されたバーチャルリアリティでのぞいてみませんか。
京の見どころ
京の名所・名刹・季節ごとの風物詩など、屛風に細やかに書き込まれた見どころの数々を一挙にご紹介します。豊臣秀吉が建立しその栄華の象徴と言われた今はなき方広寺大仏殿、清水の舞台で知られる清水寺、歌舞伎や人形浄瑠璃など見世物小屋で賑わう四条河原、日本三大祭に今も数えられる祇園祭の様子など、現在でも馴染み深い京を代表する風景が、精緻な映像とナビゲーターの解説により、表情豊かに現代へと甦ります。
京のごちそう
舟木本屛風の見どころは、誰もが知る京の名所ばかりではありません。細部に渡って読み解けば、当時の人々がどんな生活を営んでいたのか、その習慣や風俗までもが見えてきます。今回テーマとしたのは「京都が育んだ独特な食文化」。海から遠い京都の台所を支えた鴨川や、町の賑わいのなかに垣間見える飯屋や宴会の様子、二条城における食事の準備風景など、公家・武士から庶民までさまざまな階層の人々の食を通して、徳川の世が始まったばかりのリアルな京の姿に迫ります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2020
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国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-
2020年10月7日(水)〜 2021年1月17日(日) ※12月21日(月)〜 1月1日(金)はシアター休演期間戦国武将が天下を夢みて挑んだように、絵筆によって新しい時代を切り拓こうと挑んだ長谷川等伯。
日本水墨画の最高傑作とも称される「松林図屛風」の魅力と謎に迫る。墨の濃淡のみで巧みに描かれた、しっとりと深い霧に包まれている松林の風景。東京国立博物館所蔵の数ある国宝の中でも、安土桃山時代を代表する巨匠 長谷川等伯が描いた「松林図屛風」は極めて人気の高い作品です。また、一方で実は謎の多い作品でもあります。本VR作品では、当時の時代背景から松林図の成り立ちを推理し、作者である等伯の画業の歩みを辿ります。長谷川一門を共に支えた息子・久蔵の存在や、時の天下人であった豊臣秀吉の命を受け親子で制作した障壁画「楓図」「桜図」(国宝/智積院蔵)など、松林図へとつながるエピソードを解説し、作品の持つ魅力に迫ります。
【監修】東京国立博物館、文化財活用センター
【制作】凸版印刷株式会社風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-
2020年7月1日(水)~ 10月4日(日)風神雷神図には、“ウラ” があった。
酒井抱一の最高傑作「夏秋草図屛風」に秘められた想いとは。
屛風のオモテとウラの秘密を探る。自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花。
風の音すら聴こえるような一瞬を切り取った「夏秋草図屛風」を描いたのは、江戸時代後期に活躍した絵師、酒井抱一。大名家の御曹司として生まれた抱一は、絵画だけでなく俳諧の世界にもその名を残した趣味人でした。抱一晩年の最高傑作である「夏秋草図屛風」は、実はある屛風の“ウラ”に描くよう依頼された作品であることをご存じでしょうか。その屛風とは、抱一が長年憧れを抱き、自らの絵画制作の師と仰いだ名匠の手によるものでした。抱一はどのような想いを込めて、その裏側に「夏秋草図屛風」を描いたのか。バーチャルリアリティならではの視点で、オモテとウラの関係性に隠された秘密を探ります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社日本工芸の名宝 色絵月梅図茶壺・八橋蒔絵螺鈿硯箱
2020年1月2日(木)~ 3月8日(日)バーチャルリアリティで堪能する名品の世界
仁清の重要文化財「色絵月梅図茶壺」、そして尾形光琳作の国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」は、いずれも江戸時代につくられた日本を代表する工芸品です。本作品では、この2つの名品をバーチャルリアリティならではの方法で鑑賞します。細部を拡大して見たり、作品を“内側”から見たりする視点によって広がるのは、名工が作り出した絶対的な美の世界。日本が誇る名宝の美しさをミュージアムシアターでご堪能ください。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2019
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正倉院—時を超える想い
2019年10月9日(水)~ 12月22日(日)正倉院はなぜ1260年の時を超えてその美しい姿を残すことができたのだろうか?
およそ1260年前、東大寺の旧境内に建てられた巨大木造建築、正倉院「正倉」。聖武天皇の遺愛品などを納めた「正倉」には、世界に類を見ない約9000点もの宝物が時を超えて現代に伝えられています。その始まりは、愛する者を失った一人の女性の祈りでした。「正倉」はいかにして迫り来る消失の危機を逃れ、「螺鈿紫檀五絃琵琶」に代表される数々の宝物の輝きを伝えてきたのでしょうか?そこには驚くべき知恵と不断の努力でそれらを守ろうとする人々の想いがありました。VRならではの視点で正倉院宝物の長期保存の謎に迫ります。
【監修】東京国立博物館、文化財活用センター、宮内庁正倉院事務所
【制作】凸版印刷株式会社VR刀剣 三日月宗近 岡田切吉房
2019年7月3日(水)~ 10月6日(日)刀剣の魅力を、よりすぐりの名品で体験する、とっておきの刀剣鑑賞
刀剣は長きにわたり大切に守られてきた文化財です。千年に及ぶ歴史の中で形作られた刀剣の技と美しさは、現在も伝承され続けています。本作品では、東京国立博物館が所蔵するよりすぐりの名品の中から、際立った特徴を持つ国宝「三日月宗近」「岡田切吉房」の二口を比較しながら鑑賞します。ご紹介する内容は、ちょっと専門的かもしれませんが、他では得ることの出来ない、ミュージアムシアターだけのとっておきの刀剣鑑賞をご堪能いただけます。
【監修】東京国立博物館 / 文化財活用センター
【制作】凸版印刷株式会社空海 祈りの形
2019年3月27日(水)~ 6月30日(日)弘法大師 空海が、言葉では表現できない究極の教えを伝えるために作り上げた「祈りの形」とは。
804年、空海は留学僧として唐に渡り、密教の正統な後継者となります。そして、人々を救う真の教えを日本に持ち帰りました。
823年に東寺を帝より託された空海は、密教の教えの中心となる建物を講堂と位置づけ、その建築に取りかかります。講堂内部に空海が作り上げたものとは、言葉では表現できない究極の教えを伝えるための世界。
密教彫刻の傑作とされている東寺講堂 立体曼荼羅の魅力をVRで解き明かしてゆきます。【監修】東京国立博物館、真言宗総本山教王護国寺(東寺)
【制作】凸版印刷株式会社風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-
2019年1月2日(水)~ 3月24日(日)風神雷神図には、“ウラ” があった。
酒井抱一の最高傑作「夏秋草図屛風」に秘められた想いとは。
屛風のオモテとウラの秘密を探る。自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花。
風の音すら聴こえるような一瞬を切り取った「夏秋草図屛風」を描いたのは、江戸時代後期に活躍した絵師、酒井抱一。大名家の御曹司として生まれた抱一は、絵画だけでなく俳諧の世界にもその名を残した趣味人でした。抱一晩年の最高傑作である「夏秋草図屛風」は、実はある屛風の“ウラ”に描くよう依頼された作品であることをご存じでしょうか。その屛風とは、抱一が長年憧れを抱き、自らの絵画制作の師と仰いだ名匠の手によるものでした。抱一はどのような想いを込めて、その裏側に「夏秋草図屛風」を描いたのか。バーチャルリアリティならではの視点で、オモテとウラの関係性に隠された秘密を探ります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2018
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江戸城の天守
2018年10月3日(水)~ 12月24日(月・祝)江戸城の天守はどんな姿だったのでしょう?
徳川三代将軍家光によってつくられた江戸城最後の天守は、莫大な費用と最高の技術が注がれた、史上最大の天守だったと言われています。それはいったいどんな姿をし、どのようにつくられた建造物だったのでしょう?図面や絵図に加え、現存する文化財や伝統技術を手掛りに、来場者の皆さまと一緒に江戸城天守の再現過程をお楽しみいただくプログラムです。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社土偶 美のはじまり
2018年7月4日(水)~ 9月30日(日)国宝土偶全5体が集結。
これぞ、縄文人による“美のはじまり”。およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代。そこでつくられた土偶の多くは、女性をイメージした形をしています。
これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎません。それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、バーチャルリアリティ技術で美しく再現された土偶の姿をお楽しみいただきます。
縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶を通して、そこに込められた思いを感じてみてください【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社伊能忠敬の日本図
上演期間:2018年4月25日 ~ 7月1日一歩ずつなぞられた日本のかたち
江戸時代、56歳から17年かけて日本全国を測量し、初めて実測による日本図を完成させた伊能忠敬。彼は正確に距離を測るため、常に同じ歩幅で歩く訓練をしていたといいます。忠敬たちがつくり上げた地図は、現在の衛星写真にも引けを取らないほど精緻なものです。さらにそこには、山々や海岸線の地形、街道の風景に至るまでが、まるで絵画のような美しさで描かれています。
忠敬たちはどのようにしてこの精巧な地図をつくり上げたのでしょうか。その特徴から実際の測量方法まで、伊能忠敬の日本図に込められた謎をバーチャルリアリティで解き明かします。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-
上演期間:2018年1月4日 ~ 4月22日風神雷神図には、“ウラ” があった。
酒井抱一の最高傑作「夏秋草図屛風」に秘められた想いとは。
屛風のオモテとウラの秘密を探る。自然に翻弄され、雨に濡れ風に揺れる繊細な草花。
風の音すら聴こえるような一瞬を切り取った「夏秋草図屛風」を描いたのは、江戸時代後期に活躍した絵師、酒井抱一。大名家の御曹司として生まれた抱一は、絵画だけでなく俳諧の世界にもその名を残した趣味人でした。抱一晩年の最高傑作である「夏秋草図屛風」は、実はある屛風の“ウラ”に描くよう依頼された作品であることをご存じでしょうか。その屛風とは、抱一が長年憧れを抱き、自らの絵画制作の師と仰いだ名匠の手によるものでした。抱一はどのような想いを込めて、その裏側に「夏秋草図屛風」を描いたのか。バーチャルリアリティならではの視点で、オモテとウラの関係性に隠された秘密を探ります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2017
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土偶 縄文図鑑でめぐる旅
上演期間:2017年8月2日 ~ 11月5日土偶はしゃべらない、土偶はうごかない。
でも、ひとたび考古学者の手にかかれば、土偶は突然語りだすんだ。1万年以上もの長きにわたって続いた縄文時代。文字による記録は残っていなくても、出土品から推測すれば当時の暮らしを想像できる。考古学の視点で土偶や土器を観察し、縄文への旅に出発しましょう!
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社熊本城 -清正が築いた不落の名城-
上演期間:2017年4月26日 ~ 7月30日難攻不落をうたわれた名城、熊本城。清正が凝らしたその工夫とは。
猛果敢な武将であり築城の名手でもあった、加藤清正。その手腕を買われて清正は、豊臣秀吉や徳川家康に命じられ、いくつもの城の普請を任されました。こうした普請経験と武将としての数々の実戦体験から多くを学んだ清正は、自身の城、熊本城に、万一の篭城にも備えた鉄壁の守りを施しました。その難攻不落の城を攻め入るつもりで、ナビゲーターと共に天守と本丸御殿へと向かいましょう。
【監修】東京国立博物館
【製作】熊本城観光交流サービス株式会社
【制作・著作】凸版印刷株式会社江戸城の天守
上演期間:2017年1月4日 〜 4月23日江戸城の天守はどんな姿だったのでしょう?
徳川三代将軍家光によってつくられた江戸城最後の天守は、莫大な費用と最高の技術が注がれた、史上最大の天守だったと言われています。それはいったいどんな姿をし、どのように作られた建造物だったのでしょう?図面や絵図に加え、現存する文化財や伝統技術を手掛りに、来場者の皆さまと一緒に江戸城天守の再現過程をお楽しみいただくプログラムです。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2016
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安土城から檜図、そして二条城へ
上演期間:2016年9月28日 ~ 12月23日泰平の世の夢を追って安土城から二条城へ
長い戦国時代が終りを迎えようとしていた1579年、織田信長は未曾有の安土城をついに完成させ、新しい世の姿をときの人々に示したのです。しかし、わずか3年にして信長は倒れ、城は焼失し、新たな世の夢は灰燼に帰してしまいました…。その幻の城、1579年に信長が見た安土城天主の光景を見に出かけましょう。そしてついに実現する天下泰平の世の姿を、1626年の二条城で見てみましょう。安土城の光景は、忘れがたい記憶となって次の世代へと引き継がれたのでした。今回のツアーでは、織田信長、豊臣秀吉、そして徳川将軍家へとバトンタッチされた泰平の世の夢を追って、「安土城」・「檜図」・「二条城」の3つの見所を訪ねます。ミュージアムシアターから、ナビゲーターのガイドで、いざ出発!
※1 製作・監修:近江八幡市/天主復元案:内藤昌(元愛知産業大学学長)/障壁画復元:平井良直/制作:凸版印刷株式会社
※2 監修・データ提供:元離宮二条城事務所/製作・著作:凸版印刷株式会社【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社仁清が作った茶壺
上演期間:2016年9月7日 ~ 9月25日重要文化財「色絵月梅図茶壺」は野々村仁清の代表作。色彩豊かに描かれた満月や金雲と咲き誇る梅花で構成された色絵を、バーチャルリアリティによって実物では見られない視点から鑑賞することができます。
〈六窓庵について〉
金森宗和は安土桃山から江戸前期にかけての武将、茶人で、宗和流茶道の祖。その柔らかく優美な茶風は「姫宗和」と呼ばれ、京の公家たちに支持されていました。この金森宗和好みと伝わる茶室は、現在東京国立博物館の庭園にあります。元々は慶安年間、奈良興福寺の塔頭に建てられ、明治8年に博物館が購入し、同10年に博物館に移築されました。
VRゴーグルで自分自身がまるでこの茶室の中にいるような体験ができます。野々村仁清と金森宗和、絢爛たる寛永文化を代表する二人の共演をぜひお楽しみください。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ
上演期間:2016年7月13日 ~ 9月4日明治37年、エジプトから東京国立博物館に贈られた一体のミイラ。全体的に黒く覆われた棺は、多くの謎を秘めたまま、ここトーハクで静かに眠っていました。そして今、最新技術を使い、黒いベールに包まれたミイラの謎を解き明かします。黒い棺には何が描かれているのか。包帯に包まれたこの人物は誰なのか。なぜ、どうやってミイラを作るのか。3000年の時を超え、よみがえる古代エジプトのミイラの真実。バーチャルリアリティならではの臨場感に満ちた世界でぜひお楽しみください。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社国宝指定決定記念 特別VR上演 洛中洛外図屏風 舟木本
上演期間:2016年4月20日 ~ 7月10日〈前期〉京散策四条河原から方広寺編
四条河原から、今はなき方広寺大仏殿までご案内します。江戸時代初期の人形浄瑠璃や歌舞伎の芝居小屋を鑑賞するほか、鴨川周辺を散策し、人々の生活の様子もお楽しみいただきます。豊臣の時代を偲ばせる自由奔放でエネルギッシュな人々の暮らしが見えてきます。〈後期〉京散策寺社巡りと二条城編
祇園祭や京都の寺社を巡り、二条城までご案内します。また、日用品の店が並ぶ通りにも寄り道し、職人たちの商いの様子をご紹介します。二条城では、由緒正しき台所の料理や、裁判の様子を見学し、徳川による新しい時代のはじまりの空気を感じることができます。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社日本工芸の名宝 色絵月梅図茶壺・八橋蒔絵螺鈿硯箱
上演期間:2016年1月6日 ~ 4月17日野々村仁清作の重要文化財「色絵月梅図茶壺(いろえげつばいずちゃつぼ)」、そして尾形光琳作の国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)」、いずれも江戸時代につくられた日本を代表する工芸品です。
野々村仁清は京焼を代表する名工で、京都洛北の仁和寺門前に御室窯を開き、天皇や公家を中心とした高い身分の人たちのために焼物を作り、色絵によって新しい境地をひらきました。この仁清の代表作、「色絵月梅図茶壺」は実に色彩豊かに満月と紅白の花が咲き誇る梅の大木を描いています。この、まるで絵画のような装飾をバーチャルリアリティによって実物では見られない視点で見ることができます。限られた空間に広がる仁清の小宇宙を感じてください。
一方の尾形光琳は同じく江戸時代を生きた、琳派を代表する天才作家です。光琳の数々の名作の中でも漆芸の代表作である「八橋蒔絵螺鈿硯箱」は、外側には燕子花(かきつばた)と八橋、そして内側には水の文様が表現されています。内側から水の文様を透かして外側の意匠を見ると、さまざまな視点が交差する絶対的な美の世界が広がります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2015
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伊能忠敬の日本図
上演期間:2015年10月14日 ~ 12月23日一歩ずつなぞられた日本のかたち
江戸時代、56歳から17年かけて日本全国を測量し、初めて実測による日本図を完成させた伊能忠敬。彼は正確に距離を測るため、常に同じ歩幅で歩く訓練をしていたといいます。忠敬たちがつくり上げた地図は、現在の衛星写真にも引けを取らないほど精緻なものです。さらにそこには、山々や海岸線の地形、街道の風景に至るまでが、まるで絵画のような美しさで描かれています。
忠敬たちはどのようにしてこの精巧な地図をつくり上げたのでしょうか。その特徴から実際の測量方法まで、伊能忠敬の日本図に込められた謎をバーチャルリアリティで解き明かします。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
【イラスト参照】富岡八幡宮 伊能忠敬像東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ
上演期間:2015年7月8日 ~ 10月12日明治37年に日本へ寄贈された一体のミイラ。全体に真っ黒な何かがかけられたその棺は、多くの謎を秘めたまま、ここトーハクで静かに眠っていました。そして今、最新技術を駆使することで、隠された色鮮やかな図像や、さらには亜麻布に包まれた内部の姿にまで迫ることが可能に。3000年の時を超え甦る古代エジプトの真実。バーチャルリアリティ技術ならではの臨場感に満ちた世界でぜひお楽しみください。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社よみがえる江戸城 -江戸東京 上野編-
上演期間:2015年4月29日 ~ 7月5日250年以上続いた徳川15代が統治した江戸時代。その将軍の居城であり、また江戸幕府の中心であった江戸城を、バーチャルリアリティ技術を駆使して再現します。さらに第2部では、将軍家の菩提寺・寛永寺の境内として始まった上野公園一帯の風物を、江戸・明治・大正時代の絵画をもとに振り返ります。
【製作・著作】東京都江戸東京博物館 / 凸版印刷株式会社
【TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編 監修】東京国立博物館国宝 檜図屏風と狩野永徳
上演期間:2015年1月4日 ~ 4月26日天才・狩野永徳の一生をたどり、国宝「檜図屏風」に近づく。
安土桃山時代という戦乱期のなか、次々と大作に挑んでいった永徳。狩野派随一の天才と称される彼の作品は、戦火とともに多く失われましたが、最晩年の作といわれる国宝「檜図屏風」は、いまもなお私たちの目の前にあります。
およそ400年を経て、このたび行われた1年半にもおよぶ"平成の大修理"により新たに見出された真実の数々。バーチャルリアリティ技術を駆使して明かす、狩野永徳と国宝「檜図屏風」の物語をお楽しみください。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
- 2014
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法隆寺宝物館 聖徳太子ゆかりの名品 -太子絵伝と灌頂幡-
上演期間:2014年10月1日 ~ 2015年2月1日聖徳太子ゆかりの国宝の新たな魅力を、込められた古の人々の想いに迫ります。
聖徳太子は、推古天皇の摂政として天皇を補佐し、遣隋使派遣や冠位十二階、十七条憲法の制定など国の礎を築いた政治家であると同時に、四天王寺や法隆寺の建立など仏教を篤く敬い政治の規範にもした、仏教の偉大な実践者でもありました。本作では、太子の事蹟が描かれた国宝「聖徳太子絵伝」が、かつて法隆寺東院絵殿の壁に配されていた様子を再現するとともに、如来三尊像や優美に舞う天人たちが精緻な透彫と毛彫で表現された国宝「灌頂幡(かんじょうばん)」の制作当時の輝く姿を再現。太子ゆかりの国宝二点を取り上げ、バーチャルリアリティならではの技術を駆使して、新たな魅力の発見とそこに込められた古の人々の想いに迫ります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
【協力】法隆寺DOGU 国宝になった女神
上演期間:2014年10月1日 ~ 12月7日縄文人の想いを物語る女神たち。国宝土偶の謎を読み解きながら、ロマンあふれる縄文世界へ
およそ1万3千年前から1万年続いた縄文時代につくられた土偶の多くは、生命の誕生や多産、再生への祈りを込めた女性をイメージした形をしています。これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上りますが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎません。そんな国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、バーチャルリアリティ技術で再現された縄文世界を旅します。縄文人の精神性、造形力、そして美意識が遺憾なく表現された国宝土偶を通して、そこに込められた彼らの想いを感じてみてください。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社DOGU 縄文人が込めたメッセージ
上演期間:2014年7月16日 ~ 9月28日遥かなる時を超えて、個性豊かな土偶たちと縄文時代へタイムトリップ!
およそ1万3千年前から1万年ほど続いた縄文時代につくられた土偶は、人を象(かたど)った土製の焼き物です。多くは女性をイメージしたといわれ、新たなる生命の誕生、多産や再生などといった、当時の人々の祈りや願いが託されたと考えられています。その造形は見れば見るほど不思議な魅力にあふれたものばかりです。本コンテンツでは、バーチャルリアリティにより縄文世界にタイムトリップし、土偶たちとナビゲーターとの会話を通じて縄文の文化を読み解きます。どうぞ、縄文人が土偶に込めたメッセージに触れてください。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社伊能忠敬の日本図
上演期間:2014年6月4日 ~ 9月28日一歩ずつなぞられた日本のかたち
江戸時代、56歳から17年かけて日本全国を測量し、初めて実測による日本地図を完成させた伊能忠敬。彼は正確に距離を測るため、常に同じ歩幅で歩く訓練をしていたといいます。忠敬たちがつくり上げた地図は、現在の衛星写真にも引けを取らないほど精緻なものです。さらにそこには、山々や海岸線の地形、街道の風景に至るまでが、まるで絵画のような美しさで描かれています。忠敬たちはどのようにしてこの精巧な地図をつくり上げたのでしょうか。その特徴から実際の測量方法まで、伊能忠敬の日本図に込められた謎をバーチャルリアリティで解き明かします。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
「伊能忠敬像」および「測量の道具」:千葉県香取市 伊能忠敬記念館蔵キトラ古墳
上演期間:2014年4月22日 ~ 7月13日極彩色壁画に囲まれた石室内部の空間を再現
奈良県明日香村のキトラ古墳。石室の東西南北には青龍・白虎・朱雀・玄武の四神と十二支、天井には東アジア最古の精密な天文図が極彩色で描かれています。修理のため、現在、取り外された壁画。これらは、いったいどのように石室を彩っていたのでしょうか。バーチャルリアリティならではの、石室の完全再現を試みます。
【製作・著作】奈良文化財研究所 / 東京文化財研究所 / 凸版印刷株式会社
興福寺 国宝 阿修羅像
上演期間:2014年1月8日 ~ 4月20日光明皇后が込めた想いと造形から読み解く阿修羅像
阿修羅像の表情は、謎めいた憂いと力強さが表現され、不思議な魅力で観る人を惹きつけます。この表情はどのようにして生まれたのでしょうか。バーチャルリアリティだからできる、実際には近づくことのできない視点や距離から阿修羅像と向き合い、その謎を解き明かしていきます。
阿修羅像の異なる表情をした3つの顔は、自分の過ちを仏に懺悔し、内面を見つめ、仏教に帰依することを決意する、という阿修羅の心の変化を表しています。熱心な仏教徒であった光明皇后の、最愛の母への想いと心のよりどころとした「金光明最勝王経」の教えが表れています。【総監修】法相宗大本山興福寺
【監修】金子啓明 / 鈴木嘉吉
【製作・著作】朝日新聞社 / 凸版印刷株式会社
- 2013
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よみがえる江戸城 -本丸御殿・松の廊下から天守閣へ-
上演期間:2013年10月23日~2014年3月2日もしも天守があったなら。貴重資料から紐解く江戸城の姿。
江戸幕府の中枢、徳川将軍家の居城として偉容を誇った江戸城とは、どのような姿だったのでしょうか。バーチャルリアリティで再現された豪華絢爛な本丸御殿大広間を通りぬけ、「忠臣蔵」でお馴染みの松の廊下から明暦の大火で焼失した天守へと、かつての江戸城の姿をミュージアムシアターで巡ります。現存しないその姿を映像化するにあたり、数多く残された江戸城に関連する資料と、現在も行われている調査・研究資料を元にしています。残された貴重な資料を紐解きながら江戸城を振り返りましょう。
【監修】東京国立博物館
【製作・著作】東京都江戸東京博物館 / 凸版印刷株式会社洛中洛外図屏風と岩佐又兵衛
上演期間:2013年10月5日 ~ 12月23日浮き世を謳歌する京の人びとを奇才が描く
京都の街並み、季節の風物や行事を俯瞰して描いた洛中洛外図は、室町時代から江戸時代にかけて数多く描かれた題材です。その中でも、人物猫写で異彩を放つのが、岩佐又兵衛が描いた通称「舟木本」。又兵衛が想像を交えて描いた京都には、力がものを言う戦国時代から法が定める江戸時代へと移り変わる瞬間が切り取られています。変わりゆく時代を尻目に、響きわたる喧騒、奔放な活気に満ちている京都。浮世絵の創始者ともいわれ、数奇な運命に翻弄された奇才の絵師、岩佐又兵衛の人物像を紐解くとともに、又兵衛が描いた洛中洛外の世界に迫ります。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社DOGU 縄文人の祈りのカタチ -バーチャルで土偶に遭遇-
上演期間:2013年8月10日 ~ 9月29日これがクール・ジャパンの原点
今から遡ること約13,000年前に1万年ほど続いた縄文時代、当時の日本人は世界的にも注目される人の造形を数多く作っていました。それが「土偶」です。その造形は見れば見るほど不思議な魅力にあふれたものばかり。土偶には新たな生命の誕生や多産や再生などといった、縄文人の祈りや願いが託されていたと考えられています。そこにはクール・ジャパンの原点とも言える独自の文化があったのです。個性あふれる数々の土偶に出会う旅に出かけましょう。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社洛中洛外にぎわい探訪 徳川の威光と二条城障壁画 -大名がひれ伏した二条城の鷹と虎-
上演期間:2013年8月10日 ~ 9月29日京の雅の世界に現れた徳川の威光・二条城。それは新しい時代の幕開けの象徴でした。
「洛中洛外図屏風(舟木本)」を巡るバーチャルの旅シリーズ。
今回は徳川家の居城である二条城に焦点をあてて、徳川家が台頭する京の政(まつりごと)を読み解きます。さらに時空を超えて現在の二条城を訪れ、その絢爛豪華な障壁画から徳川の栄華と権力に迫ります。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
二条城障壁画:【監修・データ提供】元離宮二条城事務所 【製作・著作】凸版印刷株式会社三蔵法師の十一面観音 -インドから唐、そして法隆寺、興福寺、薬師寺へ-
上演期間:2013年4月6日 ~ 7月28日彫りの深いエキゾチックな顔の『十一面観音菩薩立像』(東京国立博物館蔵)は唐時代、長安で造られた。その背景には三蔵法師のインドへの旅があった。
仏教の開祖釈迦が入滅しておよそ500年を過ぎた1世紀、パキスタンのガンダーラとインドのマトゥラーで仏像が誕生します。その後、シルクロードのオアシス都市を伝わって中国に至り、仏像はどんな変容をとげたでしょうか?唐時代、仏教の研究を究めるためにインドへと旅立った三蔵法師玄奘(?-664)は厳しい旅の末に大量の経典や文物を持ち帰りました。この後、唐ではインド風が流行し、それまでとは異なる作風の仏像が造られました。東京国立博物館の十一面観音菩薩立像もそのひとつです。玄奘との関係を示す証拠は?玄奘その人、あるいは弟子に入門した日本僧がいました。遣唐使船で唐に渡ったのです。彼らは何を日本に伝えたのでしょう。三蔵法師と遣唐使船に乗った僧によってつながったインド、中国、日本を通る仏像の道を一緒にたどってみましょう。
【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社
【協力】法隆寺/興福寺/薬師寺/藤田美術館洛中洛外にぎわい探訪 舟木本屏風を歩く -京のごちそう-
上演期間:2013年1月2日 ~ 3月31日専門家も驚いた!肉眼では見えなかった京の文化と生活模様。
滋賀県は舟木家に伝来し、現在は東京国立博物館が所蔵する重要文化財「洛中洛外図屏風(舟木本)」。6曲1双からなる屏風には、大阪夏の陣(1615年)によって豊臣家が滅びる直前の京都の様子、そこで暮らす2,500人にもおよぶ各層各種の生命力に溢れた人々の姿が活写されています。実物鑑賞では見えづらい花見席の重箱や、二条城の台所など「食」から広がる400年前の京の世界を、高精細に再現されたバーチャルリアリティ(VR)でのぞいて見ませんか。
日本三大祭に今も数えられる祇園祭の様子など、現在でも馴染み深い京を代表する風景が、人物の表情までも鮮やかに再現する精緻な映像とナビゲータの解説により、表情豊かに現代へと甦ります。【監修】東京国立博物館
【制作】凸版印刷株式会社アンコール遺跡バイヨン寺院 -尊顔の記憶-
上演期間:2013年1月2日 ~ 3月31日100万m³におよぶ世界最大級の立体形状計測データで丸ごと再現!
時は、9世紀から15世紀。現在のカンボジアが位置する場所に、栄華を極めた王朝があった。クメール王朝、またの名をアンコール王朝。そして最盛期を迎えた12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世が造り上げ、今も王朝の栄華を雄弁に語る石造遺跡「アンコール・トム」。その遺跡においてひときわ異彩を放ち、人々を惹き付けてやまないのが、慈愛に満ちた尊顔の彫刻された49もの石塔が林立する「バイヨン寺院」である。東西160m・南北140m・高さ45mに拡がるこの巨大な世界遺産を、カンボジア王国政府の承認を得て、東京大学池内研究室の三次元計測データとカンボジアで長らく遺跡を撮り続ける写真家BAKU(バク)斉藤氏の写真を活用し、最先端のバーチャルリアリティ(VR)技術で完全再現。100万m³という世界最大級の空間計測データを用いたこの作品は、異なる表情を魅せる173の尊顔をはじめ、現地でも見ることができないところまで映し出し、あたかもその地にいるかのような臨場感溢れる体験をお届けする。静寂と神秘のバイヨンへ、まだ誰も知らない尊顔の記憶を辿る旅がいまはじまる。
【監修】今川幸雄(元カンボジア大使・日本クメール学会会長)
【東京国立博物館収蔵品監修】東京国立博物館
【計測データ】国立大学法人東京大学大学院 池内研究室
【写真】BAKU斉藤・凸版印刷株式会社
【協力】カンボジア王国アプサラ機構 / 日本国政府アンコール遺跡救済チーム / 日本航空 / ペン・セタリン
【製作・著作】凸版印刷株式会社