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文物のデジタル化 先端的デジタルアーカイブ技術のご紹介

経年劣化などで失われてゆく貴重な文化財を、精確にデジタル化する事は、記録を行った時点での様々なデータを残す事が出来ると同時に、広く公開する事にも役立ちます。

TOPPANでは文化財の(1)高精細画像取得、(2)色彩計測とカラーマネージメント、(3)三次元形状計測、の3つを行っています。また必要に応じて、赤外線やX線など目には直接見えない非可視光領域の計測も行います。

(1)高精細画像取得

デジタルカメラやイメージスキャナで表面の状態の画像を高精細に記録をします。対象が非常に大きいものや或いは空間そのものでも、コンピュータ制御の撮影システムを用い、分割撮影や全周囲撮影することにより、より細かな部分まで再現できるデータを取得します。

(2)色彩計測とカラーマネージメント

色の見え方は照明によって大きく左右されるため、文化財の反射光だけでなく照明光も計測することで、照明の影響を取り除いた状態のデータを記録することが出来ます。得られたデータに新たな照明の条件を与える事によって、その照明で見たときの見え方のシミュレーションも可能になります。

(3)三次元形状計測

レーザーやパターン光等を投射する安全な非接触の光学式三次元形状計測器を用いて、文化財をあらゆる方向から計測し、その形状を精確に記録します。

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