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絵画作品のデジタル化と出版物展開 先端的デジタルアーカイブ技術のご紹介

なぜデジタル化が必要か

従来、絵画作品の記録メディアとしては写真フィルムが広く利用されてきました。しかし、写真フィルムは現像後、長期間経過すると褪色がはじまります。美術館や博物館の収蔵作品であれば、定期的に再撮影することは可能ですが、個人や企業が収蔵する作品となると再撮影は困難です。

こうした状況を放置すると近い将来、画集や美術書籍の制作に多大な影響を及ぼす恐れがあります。

TOPPANではこうした状況を想定し、10年以上前から絵画作品のデジタルアーカイブ化に関する研究開発を続けてきました。

TOPPAN日本画家アートアーカイブ

印刷や映像など多彩な用途での使用を目的に、東山魁夷画伯、加山又造画伯をはじめ10数名の著名日本画家と連携し、作家本人および著作権管理者の監修のもと、絵画作品を高精細にデジタル化しています。
デジタル化にあたっては、作家本人もしくは著作権管理者との色校正をくり返し、承認された色調でアーカイブしています。また校正紙も貴重な資料として後世に残すべく、経年変化の少ない日本画家アートアーカイブ専用用紙を開発して色校正に使用しています。
現在までに代表作約2,200点を整備。画集、展覧会図録、書籍、カレンダーなど印刷物を中心に多数活用されています。

日本画家アートアーカイブ作家一覧

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  • 文物のデジタル化と複製制作、マルチメディア展開
  • アーカイブデータを活用したデジタルギャラリーシステム